言葉の持つ力 – 広告生活


ついに開幕したワールドカップ!
日曜日は深夜の「コロンビアVSギリシャ」に始まり、「ウルグアイVSコスタリカ」
「イタリアVSイングランド」そして「日本VSコートジボワール」まで、
結局ぶっ続けで見てしまった、実戦ではなく、あくまでサッカー「観戦」が趣味の村田です。

コートジボワール戦での日本は本田の先制弾以外、終始押されっ放しで、
一体これまでの軽快なパスサッカーはどこいったの?
というぐらい、コートジボワールのスピードに圧倒されていました。

さて、その唯一の見せ場を作った本田ですが、開幕前に放送された
NHKのドキュメンタリー「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜」での
ロングインタビューでこんなことを言ってました。

期待されてビッグクラブのACミランに入ったものの、
回りと動きが合わず、ゴールからも見放され、激しいブーイングやメディアからの
批判の嵐に見舞われた今期。それでも
「ゴールを取りたいがゆえの力みは自然現象。あえて力みにいっているんです」と、
今の状況を楽しんでいるような発言をしたり、ワールドカップへの思いを聞かれて、
「全世界をまさかと言わせることがターゲット」とぶちあげたりと、
変わらずの本田節を炸裂させていました。

でもそんな本田が、最後の質問に答えた意外な言葉に、なんだか感動してしまいました。
「プロフェッショナルとは?」と聞かれた本田は、
「プロフェッショナルとはですか?俺、全然準備してないですよ」とややあわてつつ、
「ちょっと考えさせてくださいね」と、しばらく沈黙した後にこう言いました。

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「自分にとってのプロフェッショナルとは、自分の仕事に対して真摯であること、
すなわち一生懸命であること、真面目であること、それが僕にとってのプロフェッショナルです。
真面目というだけで十分プロフェッショナルだと思います」

どんな突拍子もない答えが返ってくるかと思っていたところに聞こえてきた、
普通過ぎるほど普通な言葉。でも、だからこそ心に響くものがありました。
本田という特異なキャラクターがあるからこそ、
普通の言葉がそれ以上の意味を持って迫ってくる。
考えてみれば広告コピーもそう。商品の特性、個性を引き立てるのが正攻法の言葉とは限らない。
全く逆方向からのアプローチが大きな効果をあげることだってある。
“持ってる男”から、言葉の持つ力についても、気づかされました。

ただ、今は言葉よりもプレーで本田節を炸裂させ、日本を次のステージへと押し上げてほしい。
寝不足の目をこすりながら、そう願う今日この頃です。