いつでも手の届くところに「非日常」を。 – 広告生活

デザイナーのKです。
車が売れないと言われていますが、昨年発表になったオレンジや水色やピンクの某「遊べる軽」は売れ行きが好調と言います。
降雪地、あるいは「遊べる軽」の売り文句通りの使い方をする人だけが買っているのではないんだな、と十分に思わせるくらい本当によく目にします。

経済誌に乗るほど売れている理由を自分なりに考えてみると、SUV(スポーツユーティリティビークル)という“非日常性”があると思います。
釣りやスノボに全く行かない人が乗っても日常の生活にちょっとアクセントを与えてくれそうなデザイン。
ちょっとくらいの雨や雪なら「さすが○スラーだ何ともないぜ!」と思えるちょっとタフなイメージ。

もう一つにはCMで印象的な明るく鮮やかな色使いにあると思っています。
街を眺めれば白・黒・シルバーなどの無彩色が大半を占めることがすぐにわかると思いますが、
この車だけは前述のオレンジ・水色・ピンクなどの元気で“非日常”な色が目を引きます。

降雪も年に数回、他の交通手段が選べる関東南部で“この車”を選ぶ理由は強くはありません。
当然日常的な使い勝手は十分備えていますが、荷物を載せたり、人を乗せるなら同じ軽自動車枠の中でももっと便利な車があります。
にも関わらず、この車を選択する人はそういうところを割り切って“非日常”を買っているのだと思うのです。

通勤や買い物の日常の中にちょっとだけ“非日常”を取り入れる。
この車でも実際は無彩色が好まれているような気もしますが、
せっかくならもう一歩進んで、明るい色を選びたいところです。
駐車場に向かうたび、あ、可愛いカタチだな、いい色だなと思える。
そんな昨日とは違う毎日が送れたらステキではありませんか。

まあ、私の車黒なんですけどね…。

関連記事

新着記事

  1. とある人の名前から生成AIでキャラクターを勝手に描いてもらいました。

  2. プラ板コンチと梅のある生活

  3. 生成Aiを使って見た!のお話

  4. Time flies when you’re having fun

  5. ジブリそんなに好きじゃないのに。

  6. Adobe Community Leaders Club

  7. 母の日に“似顔絵どら焼き”を作ってみたら、思った以上に喜ばれた話

年月別アーカイブ
TOP