自社webサイトリニューアル・公開作業 格闘の記録

先月、当社のwebサイトがリニューアル公開となりました。
今回のサイトリニューアルではweb業者は使わずに、企画・サイト設計・デザインなど自社で手掛けました。

今回、WordPressの設定やhtml/cssコーディングとサーバー側の対応を行ったのですが、特に一番訳が分からず苦戦したのは、テストサイトから本番環境への公開作業。
サイトを丸ごと移行するためには意外とやることが多く、とにかくいろんなところから情報を集めてトライして集めてトライして…を繰り返し、公開することができました。

というわけで、備忘録的にサイトの本番環境への移行について記録を残してみたいと思います。

 

【作業の目的】

テストサイトで制作していたリニューアルサイト(仮にhttps://test.liberal-ad.co.jp/とします)を、現在公開中のURL(https://www.liberal-ad.co.jp)で見れるよう、データの引っ越しをする。

 

【やったこと】

バックアップ

1:テストサイトで作ったサイトデータ(WordPressのデータや関連するhtml,cssなど全部)と、このWordPressに対応するデータベース”MySQL”をそれぞれバックアップを取る。

2:公開中のwwwサイトのデータ(WordPressのデータや関連するhtml,cssなど全部)と、このWordPressに対応するMySQLをそれぞれバックアップを取る。

まずは万一のトラブルに備えて、新・旧サイトのデータのバックアップから。WordPressのデータはFTPソフトを使ってサーバーから、MySQLについてはサーバーの管理画面からダウンロードしました。ちなみに、弊社サーバーにはなぜかMySQLが複数あり、どれがどのサイトのMySQLかさっぱりわからなかったのですが、ダウンロードしたwp-comfig.phpというファイルを開いて確認しました。

 

WordPressサイトデータの置き換え

3:FTPを使ってサーバーにログイン。いま公開中のサイトデータを削除する(ただし、.htaccessファイルは除く)。

4:続けて、テストサイトのデータ(.htaccessファイルを除いたWordPressのデータすべて)を3で削除したのと同じディレクトリにアップする。

新・旧サイトのデータの入れ替えをします。なお、置き換え作業をしなかった.htaccessファイルだけは、サーバーのディレクトリごとの設定情報が記録されているので、公開中のものを消さずに残しておきます。テストサイトにある.htaccessファイルまで入れ替えてしまわないよう気をつけます。

 

MySQLの置き換え(1)

5:サーバーにリニューアル後の公開サイトで使う新しいMySQLを作る(これを”データベース1”とします)。

6:”データベース1”に、テストサイトのMySQLの中身をインポートする。

7:FTPでサーバーにログインし、新サイトのwp-config.phpファイルをローカルにダウンロード。これを開いて、/** WordPress のためのデータベース名 */に書かれているMySQLのファイル名を”データベース1”のファイル名に書き換えて保存。保存したwp-config.phpファイルを再度FTPで同じ場所にアップしてファイルを置き換える。

ここまででテストサイトで作ってきたWordPressとMySQLの置き換えが完了しました。しかし、置き換えた”データベース1”の中にあるリンクのURLは、まだテストサイトのURL(test.liberal-ad.co.jp)のままなので、これを公開するURL(www.liberal-ad.co.jp)に置き換えてあげる必要があります。

 

MySQLの置き換え(2)

8:WordPress Search Replace DBというツールをダウンロードし、新サイトのwp-config.phpファイルのある同じディレクトリにフォルダごとアップする。

9:『http://ドメイン名/Search-Replace-DB-master/』にアクセス。必要事項を入力し、URLをテストサイトのもの(test.liberal-ad.co.jp)から本番環境(www.liberal-ad.co.jp)に書き換える。

10:FTPでWordPress Search Replace DBをフォルダごとサーバーから削除する。

WordPress Search Replace DBを使ったURLの書き換えは以下のサイトが丁寧でわかりやすかったので紹介します。なお、このURLの書き換えを、WordPress Search Replace DBを使わず直接サクラエディタなどで置換するとうまくいきません。私はこれを知らずにやってしまい、テストサイトで作ってきたデザインデータがすべてデフォルト化されるという目に遭いました…。

 

確認

11:www.liberal-ad.co.jpを確認し、テストサイトで作ったサイトがちゃんと表示されているかどうかを確認する。置き換えした直後だと認識しないようなので、少し時間が経ってからアクセスしてみる。

12:サブドメインのtest.liberal-ad.co.jpやこのドメインで作っていたテストサイトのデータ、MySQLを削除する。


 

公開作業としては以上です。
MySQLの置き換えに時間を取られてしまったものの、作業開始からトータル5時間くらいで公開まで完了。
html/css、MySQLともにいろいろと調べながらでしたが、何とか無事に公開までできて本当に良かった。

…….

……………………………………………………..いやマジでよかった。頑張った自分を褒めてあげたい。

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