東洋文庫ミュージアムで、漢字4000年の旅


CD佐藤です。

このところ全く文化的な活動から遠ざかっていた折、
チケットをもらったのをきっかけに、
東洋文庫ミュージアムに行ってきました。

駒込駅から徒歩8分。六義園のほど近く、
不忍通り沿いにあるのですが、
人生初駒込につき全く地理感がなく、
スマホに頼ってたどり着くことができました。

東洋文庫とは、三菱の三代当主、岩崎久彌氏が設立した研究図書館で、
イギリスのジャーナリスト、G.E.モリソンが蒐集した
モリソン文庫を譲り受けたところから始まったそうです。

そのモリソン文庫をそのまま展示しているのがこちら。

なかなかの迫力です。

当日は「漢字展ー4000年の旅」という企画展が開催されていました。

甲骨文字から楔文字、ヒエログリフといった文字の歴史から、
万葉集、大漢和辞典、東方見聞録といった展示品を通じて、
広く漢字文化に触れることができるようになっています。
文字を扱う仕事をしている身としては、
先人たちが積み上げ、紡ぎ上げてきた知恵と労力には、
ただただ敬服するばかりでした。

他にもこころ、徒然草、河童等、外国語に翻訳された文学書や、
国富論、支倉常長使節記、ターヘル・アナトミアといった
歴史の授業で聞いたことがある書物等が展示されていたのですが、
中でも「解体新書」と「浦島太郎物語」はメジャーな作品として、
デジタルブックや映像でも紹介されていました。

「(浦島太郎物語・要約)そもそも助けた亀は子供にいじめられていたのではなく浦島太郎が釣り上げた亀。釣り上げはしたもののキャッチ・アンド・リリース。数日後、浜に流れ着いた女性から国につれ返してくれと頼まれた浦島太郎は竜宮城へ連れて行かれ、そこでその女性(=乙姫様)と、3年という月日を過ごすことに。地上に残してきた家族が恋しくなった浦島太郎は、乙姫様に地上へ帰ると告げたところ、乙姫様から開けてはいけないと言われて玉手箱をもらうとともに、自分はキャッチ・アンド・リリースされた亀だったことをカミングアウト。
地上に帰ったものの、すでに700年の歳月が経っており、途方に暮れて箱を開けた浦島太郎は鶴となり、蓬莱山へと飛び立ち、亀に戻った乙姫様と再び結ばれ、鶴と亀は縁起物になりました。」

浦島太郎には他にもいくつかバリエーションがあるようですが、
“乙姫様が亀”というのは、なんだか釈然としない思いにかられます。

というわけで、正味30分くらいで見終わってしまったものの、
知的好奇心を、ほんの少し満足させられるひと時を過ごせました。

そこそこ遠いし、入場料900円するし、
恐らく東洋文庫ミュージアムにはもう行くことはないと思いますが、
今度は桜の季節に、六義園に行ってみたいなぁと思っています。