新社会人に告ぐ。


新社会人に告ぐ。隣の芝生は青く見えるもの。会社を辞めたいと思う前に、人生のロードマップを見つめ直そう。

CD佐藤です。

一年で一番、朝の電車が混む季節。
いつも同じ顔ぶれの通勤電車に、新入生・新社会人たちが追加されます。
なぜかゴールデンウィークを過ぎた頃、いつもの顔ぶれに戻るのですが。

私が社会人になったのは、平成元年(厳密には昭和64年1月1日付)のこと。
大学中退、中途入社という変則的なカタチで社会人になったので、就職活動も、新人研修も受けていません。

コピーライターという職人としての道を選んだ私は、腕一本で9社を渡り歩くことになります。

その頃の会社は、ほとんどすべてが終身雇用・年功序列・中途採用なし。
入社した時点で、人生はほぼ確定。その後は、会社の中でどこまで出世するかが勝負でした。
いまでは出世のバロメーターである管理職になりたくないという人も多いようですが。

ところがバブル崩壊によって、人生確定したはずの会社が片っ端から倒産。
さらに少子高齢化によって、終身雇用・年功序列も崩壊。

20数年を経て、私が社会人になった頃とは、まったく違う社会になってしまいました。

中でも一番違っているのは、みんな当たり前のように転職すること。1年も勤めないで辞めていく人もたくさんいます。
私の世代で会社を辞めるということは、約束された終身雇用・年功序列を投げ捨てることになるわけで、そんなもったいないまねをする人なんていませんでした。

終身雇用・年功序列が望むべくもない今、人材不足の上に転職の情報もあふれていて、結構簡単に転職できます。

逆に、コピーライターなんていう前時代的職業の方が、よっぽど転職に不利になってしまいました。
ただいまコピーライター絶賛求人中なのですが、コピーライター自体がいなくて困っています。

入社した会社がブラックだったり、てるみくらぶのように勤める前に会社がなくなってしまったりといった、客観的な問題を抱えていたら仕方がないのですが、いつの日か“会社を辞めたい”と思うことがあったら、それがネガティブな感情から来ているのか、ポジティブな感情から来ているのかをよ〜く考えてみましょう。

会社にいろいろ不満があって、仕事も自分に合ってないみたいだし、もっと他にいい会社があるんじゃないか・・・

他にいい会社なんて、そんなにたくさんありません。次の会社に行っても、しばらくしたら絶対に同じような不満を抱きはじめます。

 

実行すべきは、自分の人生の目標に近づくための転職。

時代が変わったとはいえ、一度決めた会社は、簡単に辞めるものではありません。
会社を変える前に、まずは視点を変えてみましょう。

自分は会社のために。会社は社会のために。社会は自分のために。

転職が、巡り巡って、本当に自分のためになるのか、地に足着けて考えてみましょう。
目先のイヤなことから簡単に逃げてしまうと、逃げグセがついて、いつまでたっても自分のスキルを上げることができなくなってしまいますよ。

後悔先にたたず、です。