号泣県議は、名プレゼンター? – 広告生活


今、ちまたで話題の号泣県議。
日本はおろか、海外においても「フルスロットル謝罪」という
ありがたいネーミングのもとに報道され、同じ兵庫県出身者として、
ちょっと肩身の狭い思いをしているコピーライターの村田です。

この件の疑惑は、政務活動費の不正使用疑惑。200回近い日帰り出張の費用
を政務活動費から支出していたというものですが、あくまで一地方議員の話。
本来全国ネットでここまで取り上げられるものではありません。
それが一躍トップニュースになったのは、やはりあの圧倒的パフォーマンスの力。

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話は変わりますが「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
アメリカUCLA大学の心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念で、
「話者が聴衆に与えるインパクトは、話の内容などの言語情報が7%、
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合である」。
プレゼンのハウツーにおいてもよく用いられる理論です。
つまり、人は話し手が話す内容そのものよりも、見た目・表情・しぐさや、
声の質・速さ・大きさ・口調に大きく影響を受けるというものです。

皆さんはあの号泣会見で県議がしゃべった内容を覚えていますか?
おそらくほとんど頭に入らなかったと思います。
もともと言語情報の影響が少ない上に、あのしゃべり方にあの表情、机をドンドン
たたくジェスチャーも加わり、言葉はほぼ無意味なものになっていました。

でも中身はともかく、あの会見が忘れられない印象を与えたのは事実。
泣き方、話し方をアレンジすれば、もしかしたら全く逆方向に印象を変える
ことができたかもしれない。
何も印象に残らないよりは、見る人の記憶に残ってこその広告。
会見に唖然としながらも、そこからプレゼンの、広告のヒントを
もらったようにも思えました。(錯覚かも)