センテナリアンって知ってますか?スーパーシニア広告


『センテナリアン』という言葉を知っていますか?

ほとんど日本では使われていませんが、『センテナリアン』とは一世紀を生きた人、つまり100歳を超した人を指しているそう。

今年のカンヌライオンズの製薬会社メルク社のCMOアティラ・カンスン氏の 講演では、科学、医学の進展で、人間の寿命が長くなり、100歳を超して生きる人が世界的に増えていて、そういった長寿を楽しむ人が増えるようになる、というもの だったそうです。

注目される『スーパー・シニア』マーケット

2010年に発表された米国国勢調査によると、2007~2010年の間に米国におけるセンテナリアンの数は65.8%上昇、5万3,364人になり、「これからの10年、この数は上昇を続けるはずである」とのこと。

100歳以上ではなくても、65歳以上のスーパーシニアという世代は日本でもかなり多くなってきます。なので、高齢者向けの高齢者が出てくる広告がもっとあっておかしくないし、出てくるのではと予測されます。

記憶をさぐれば、宝島社の広告には、良くシニアがタレントとして登場して話題になったりしていました。1998年の「おじいちゃんにもセックスを」という広告は賞を穫ったりして話題になりましたね。2003年には美輪明宏さんが広告に出ています。
1998

2003

次にスーパーシニアの広告集がありましたので引用しておきます。

 

世界のスーパー・シニア広告をチエック!

ダッジは、2015年のスーパーボウルCMとして、スーパー・シニアが登場する『wisdom』を放映。

100歳余を生きた人たちがそれぞれ人 生で学んだ叡智を語る。

「人生は素晴らしい。いや、自分で素晴らしい人生にするのだ」
「人を騙すなかれ」
「いつも眼をかっと見開いていなさい。でも口は閉ざしていた方がいいね(笑)」
「どんなことがあっても、自分の生まれを忘れてはならない!」

そして、「ダッジ。1914年生まれ」とタグラインは結ぶ。

 

ファッション広告のトレンド!?

スーパー・シニアを最も多く起用しているのはファッション・化粧品業界です。

ロレアルのCEOジャン・ポール・アゴンは、「スーパー・シニアは、ロレアルの新しいイメージの要になる。広告にスーパー・シニアを起用するトレンドは、これからも続くだろう」と、経済紙『ファイナンシャル・タイムズ』に語っています。ちなみに同社の広告のモデルは、ツイッギーとヘレン・ミレンです。

イギリスの女優ヘレン・ミレンは、ロレアルのCMに登場。変わらない美貌で見る人をうっとりさせています。

最も活躍しているスーパー・シニアは、アイリス・アプフェル。フランスの車シトロエンDS3のCMに登場し、その生き方を披露。

若々しいアイリスは、ミレニアルたちのアイドルでもあるようです。今年2月、94歳のアイリス・アプフェルはフランス車シトロエンのDS3のCMに登場しました。

「私にはルールも、トレンドもない。そんなことまったく平気。スタイルがあれば」。

また、彼女は10月には、ファッション・メーカー「ブルー・イルージョン」のスポークスウーマンとして契約。「息している暇もないほど忙しいわ!」とアイリスはピープル誌に語っています。

チェース銀行のCM「赤ちゃん豚の散歩」には、スーパー・シニアの夫婦が登場。

犬の代わりに子豚を散歩させながら銀行へ。「好きなように生きる。好きなように投資する。チェース銀行がアドバイスします」。

リタイアして退職金もあるスーパーシニア。マーケティング的にはとても正しい選択ですね。