20年ぶりのビッグニュース -Pink Floydのオリジナルアルバムリリース

はじめてのブログになります。
デザイナーIです。
はじめて、ということで何を書けば良いのかをとても悩みました。

最近のニュースを、と考えてみると、

そう。あのピンクフロイドがなんと、1994年「対」から20年以来、オリジナルアルバムをリリースしたというのが(自分にとっての)ビッグニュースでした。
で、これがラストアルバムらしい。まあ、20年間も平気で待たせるのだから、この情報はあまり信用してないけれど。

簡単にピンクフロイドを説明すると、イギリスのプログレッシブバンドで、シド・バレット(vo/g)を中心に1967年「The Piper At The Gates Of Dawn」をリリース。
LSDで壊れ行くシドに代わり、1968年、現在の中心人物デヴィッド・ギルモア(vo/g)がサポートとして加入、そしてシド脱退。

以降、ロジャー・ウォーターズ (vo/b)を中心に名盤の数々が発表されていく。

で、ロジャーは1985年「ピンク・フロイドは創造性を使い切った」との理由でバンドを脱退。
そして,現在のギルモア体制へ。
1987年「A Momentary Lapse Of Reason」で新生ギルモアピンクフロイド始動。
1994年「The Division Bell」から2014年「The Endless River」に至る。という経緯。

そんな長い歴史の中で自分がピンクフロイドと出会い、嵌ったアルバムの数々は
「You Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)」
「Atom Heart Mother(原子心母)」
「The Dark Side Of The Moon(狂気)」←全米1千500万枚の名盤
「Animals(アニマルズ)」
「The Wall(ザ・ウォール)」←自分中1番好きなアルバムかも。全米2千300万枚。1981年アラン・パーカー監督で映画化。

あとは
ギルモア節たっぷりな2作品。
新作はフルボリュームで別世界にとべる心地よさ。

自分がピンクフロイドの音楽性に嵌っているのはもちろん、
ストーム・ソーガソンを中心としたデザイン集団「ヒプノシス hipgnosis」によるジャケットアートワークデザインとの融合もたまらない。

例えばYou Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)

1

例えば、Atom Heart Mother(原子心母)

2

例えば、The Dark Side Of The Moon(狂気)

3

例えばA Momentary Lapse Of Reason(鬱)
※1983年に「ヒプノシス」は解散。フリーランスのアートデザイナーとしての作品。

4

で、新作The Endless River(永遠TOWA)
※ストームは2013年にお亡くなりになっていました(合唱)。このジャケットはヒプノシスで数多くのアートワークをストームとともに作り上げた盟友オーブリー・“ポー”・パウエルの作品だそうです。

5

一見、不可解な世界観ではありますが、アルバムコンセプトの一部としてジャケットが認識され、楽曲のテーマから創りあげたメッセージを想像することが聴き手によって様々で楽しかったりするのです。

Pink Floydの他、レッドツェッペリン、ジェネシス、ピーターガブリエル(←これもおすすめ)、UFOのジャケットも。以外に意外な松任谷由実なんかも手掛けたりしています。

LPからCD、また昨今のネットダウンロード販売化で、レコードジャケットを楽しむという風情が薄れてきたのが寂しい時代ではありますが、実は、ジャケットデザインを仕事にしてみたいと思い、デザイナーという職を選んだのが、自分の根底にあります。

もし良かったら,見て、聴いてみてください。

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