レコードって知っていますか? (タイトル写真は内容と関係ありません。)

営業の鈴木です。
沖縄の軽石が心配です。

今回は、前回このブログのネタにしたマイナーで、インディーな音源を、当時どこで入手していたかのお話です。
サブスクやダウンロードなど影も形もなく、CDだってほとんど普及していなかった1980年代、音源は当然レコードやカセットテープで手に入れるのが普通でした。(ソノシートとかもありましたな…)
今と違って、商店街のあるような普通の駅前には個人経営のレコード屋さんが必ず1軒はあったものです。
輸入盤を扱う大規模店も「Tower record」位しかない時代。HMVもヴァージンメガストアもWAVEもない時代です。(今となってはこれらのチェーン店も懐かしですね…)

当然、町中のレコード屋さんにはマイナーで、インディーなレコードは置いていません。
ではどうしたか。
そういった一部マニア向けに商売している、アンダーグラウンドなレコード屋さんがちらほらあったのです。
それを音楽雑誌の広告を頼りに探して行くのです。

私が初めてその手の店に行ったのは、代々木の「イースタンワークス」。
クラスのサブカルチャーのトレンドセッターである、早川君に連れて行ってもらいました。
そうでなければ辿り着けないほどわかりにくいお店だったのです。(いつも何故か新宿から歩いていたので私の感覚では南新宿なのですが)
そこで初めて買ったのが“メトロファルス”の「消息不明の子供達」と言うEPでした。
今でも実家の天袋の中にあるはずです。
レコードの真ん中のレーベルに、大友克洋の描いたバンドメンバーのイラストがあったのを憶えています。

その後、「イースタンワークス」は大手資本が入り、場所を渋谷公園通りに移して「CSV渋谷」になったと記憶しています。ライブスペースなどもある、大規模店でした。これも懐かしいですね。確か電気グルーヴの前身バンド「人生」のレコードを買った記憶があります。

もう一つ強力に覚えているのが三軒茶屋「フジヤマ」
ここも早川君と一緒に雑誌広告を頼りに行きました。
早川君が限定発売だった戸川純の「裏玉姫」のカセットテープが欲しかったのです。
ところが地図に示された場所に行っても、それらしいレコード屋はありません。
二人して、「確かにこの辺だよなぁ~」と言いながら探しても、ちょっと傾いたような八百屋さんしかありませんでした。
が、この八百屋さんの軒下と言うか、片隅と言うかに「フジヤマ」はあったのです。
狭い店内にインディーズのレコードが沢山陳列してありました。
早川君は無事「裏玉姫」をゲット。
私もダビングしてもらってよく聞いていました。
しかし今でもこの「フジヤマ」ショック、と言うか八百屋ショックは鮮明に憶えています。
当時の「フジヤマ」の佇まいは、“よしもとよしとも”のマンガ「東京防衛軍」にちらっと出てきます。
「フジヤマ」の地下に東京防衛軍の基地があり、“ギブソン号”が発進するとき吹き飛びますが。

何だか全体的に懐古趣味のブログになってしまいまいたが、良しとしましょう。
ノスタル爺、ってかぁ。

ちなみに、「フジヤマ」は三軒茶屋の地にまだあるようです。

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