紙媒体について考えてみた


おつかれさまです。こんにちは。
デザイナーの外山です。

世の中、広告はWebを主体とした展開が当たり前になってきました。
書籍も電子化が進み、紙の価値が変化し続けています。

弊社では紙媒体メインの広告を制作しています。
なので今回は、改めて紙媒体の特性について考えてみた!という回です。
主にWebと比較して挙げていきます。


1.一覧性

冊子はめくって前後ページにたどり着けるので、扱いやすい。
残り何ページかが見た目と触感でわかり、情報量が予測しやすい。
ポスターは、必要な情報が全て一面に載っています。

Webページは、ページを増やせる・伸ばせるので
記事があとどれだけ控えているのか予測できない。全体像が掴みにくい。
また、何ページか前に戻りたいときに何度もスクロールやクリックが面倒です。
ですが、Web上の記事にも工夫があって、
おおよその読了時間を表記していました!

 

2.文字に関して

Web上では「Webフォント」で文字を構成しており、
まだまだモバイル画面の大きさ、比率に影響されて
文字の字切れが悪くなったり、文字組が崩れる現象があります。

紙媒体は、印刷データをリサイズして対応できるので
レイアウトが崩れることはありません。
読みやすさを追求できます。

 

3.信憑性

Web上の記事は「顔の見えないコミュニケーション」というイメージが強く、
(紙媒体も著者の「顔」が見えることは少ないが…)内容の薄いものが多いイメージ。

紙媒体は簡単に修正→入稿→印刷→発行できるものではないですよね。
編集して時間をかけて作っているので、深い情報が手に入るイメージ。

著者やクレジットの表記はチェック関門を経ているという証になります。

 

4.ターゲット

紙媒体はピンポイントに伝えたい人に情報を渡すことができます。
ネットで拡散するだけがいいこととは言えません。
大切なのは、届けるべき人に情報を伝えること。
ただし、ターゲットをより多くの人にするなら、
Webが適している場合もあります。

 

5.探し出せる

ネット検索は海の中で探し物をする感じがします。
キーワードを使って答えにたどり着いていくような…。
紙媒体は、廃棄しない限り、居場所が記憶の片隅に残っていれば、
すぐに手に取ったり、ページにたどり着けます。
「あの本棚のこの表紙の本に…」といった具合に探し出せるメリットがあります。

 

6.価値

メールで届くDMは、無視しがちですが、
紙の封筒で届いたDMは一度開けてみる「流れ」があるのではないでしょうか…?
紙は重要なもの。と認識されるのでは。

また、ネット上のブログや漫画が書籍化する流れができつつあり、
紙の価値(敷居?)が高くなっている部分もあります。

そして、デジタルなものはスピードがあって
コストがかからないと勘違いされやすいですね。
(オペレーション作業でも思われがち…。)

 

7.完全に消せる。(廃棄)

ネットは一度拡散したら、自分がアップしたコンテンツが
どこへ行くか予測しにくいです。
紙の場合は燃やしたら完璧に残りません(笑)
ただし廃棄の仕方に気をつければ…の話。

 

8.物体として存在する

紙は当然物体。
Webはモバイル画面を使って見るデータなので、
情報を物質として持つことはできません。

 

9.健康被害

「読む」行動を比較すると、紙はブルーライトの影響がありません。

 

10.バリアフリー

紙面の点字は凹凸の加工によって読むことができます。
Webは文章の読み上げ機能があります。

でも、そのうち3Dプリンターの技術とかで、
Web上の情報を収集→粒子が個体に変化、点字の凹凸を成形→
読んだ後、リセットして個体から粒子に戻る。
…みたいな仕組みの「Web×点字」バリアフリー新技術とかできそう…。
想像してみました。


…ここまで、紙優勢な意見ばかり挙げてきて、
Webと比べて見ると、こんな特徴があったのね。と主観ですが、再認識できました。

ただ、伝えたい情報を広めるのに何の媒体が適しているか…は、
クライアントが抱える問題のケースバイケースなので、
ひとえに紙媒体が正解です。なんてことはありません。

この媒体は今、何が優れているのか、
新しいものと変化を常に追っていくことが
媒体選びの判断基準を高めると思いました。

おわり。